作詞で大切な「色」について
tomatoにとっての作詞
シンガーソングライターとしての活動で、インディーズ時代、そしてプロ活動を始めてからもとても大切にしてきたのが「作詞」です。
長年の経験から、たくさんのコツを知り、技なども工夫してきたので、tomatoにとって作詞はもっとも大切な創作活動でもあります。
今後、私が覚えてきた作詞のコツを少しでもシェアできたらなとまとめているところです。
今回は、ほんの少しだけ、作詞で大切にしていることをお話してみます♪
「色」を散りばめる
私は作詞する時、歌詞の中に色を散りばめるようにしています。歌詞を聞いた時、声と音と同時に目の前に見えてくる「景色」が、もっと鮮やかで臨場感を感じられるようになると思うからです。
たとえば、「空」を例に考えてみましょう。
空に「色」をつける
- オレンジの空
- 赤い空
- 紫の空
- 青い空
では、それぞれ印象は大きく違いますよね。色をつけるだけで、名詞の印象にさらに細かなニュアンスをつけられます。
「色×飲み物」で表現
さらに、作詞は自由なので「色」といっても、赤や黄色などだけではなく、自由に言葉で色を作ることができます。たとえば
- ソーダ色
- コーヒー色
- ミルク色
- ココア色
など、飲み物で表現すれば、ソーダの爽快感やココアの温かさ、ミルクのまろやかなイメージなども伝えることができます。
「聞き手ごとに変わる色」をつける
また、
- あなた色
- キミ色
- 恋色
- 涙色
など、実際には特定の色がない言葉と組み合わせて想像を掻き立てるのもありですね。
「色×〇〇」で無限に色を作る
ほかにも、
- 半透明の空→ファンタジックな印象
- ラメ色の空→キラキラハッピーな印象
- 春色・夏色の空→季節を連想させる
- フランス色→国から連想される世界観
- 煙色の空→どんより暗い印象
- 未来色の空→希望が持てる感じ
- 退屈色の空→日常のマンネリ化した空気
- バラ色・ゆり色→花ごとの印象もプラス
などなど、「言葉の組み合わせ」で無限に色を作れてしまうのです。
色に注目すると音楽はもっとカラフルになる!
音楽を聴くときはぜひ、色に注目してみたり、作詞する方は歌詞に色を散りばめて、さらに深い表現を楽しんでみて下さいね♩
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