2026-10-23
盆栽とひそかな夢

家族で公園に立ち寄った時、庭園でたくさんの盆栽を見た。
小さな世界の中に、大きな世界のリアルが詰まっていた。
どうやって、こんな風に育てるんだろう?
盆栽を知らない私は調べてみた。
すると、思っている以上に深い世界だった。
盆栽は土の量が少ないので、
乾くスピードが早い。
だから、夏場などは1日3回も
様子を見てあげる必要があること。
思い通りの形にするために、
将来の成長を見越して剪定するなど
高い技術と経験がいること。
盆栽のなかには、数十年、数百年と
受け継がれて育てられた作品もあること。
盆栽は、成長し続ける作品で、
「未完成の美」「変わり続ける美」を
追求しているのだと思った。
世界は変化し続けている。
40代半ばになって、
やっと少しずつ感じてきた世界の真実。
固まった白黒があるわけでなく、
全体が一つの塊になっていて、
グラデーションで動いている感じ。
実は私は、植物が大好きなのだけど、
植物を育てる才能が皆無。不得意だ。
サボテンだって、すぐ枯らしてしまったし。
でも、想像して作品を作ることは得意。
日本庭園の盆栽の前で、ひそかに描いた夢。
私の作った作品は、完成した時がスタートだ。
生まれた作品は、時代のなかで
誰かの耳に入りながら生き続けて、
一人一人の心のなかでその時にあった届き方をして、
育っていくような音楽であったらいいな。
盆栽のように育ち続ける音楽を作っていきたい。
そう思った日曜日の午後だった。
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