2026-08-21

新しい世界の扉

中学一年生の長男が陸上部に入った。
かつて陸上に情熱を注いでいた夫は、分かりやすく誇らしげな表情を浮かべている。


夏の強い日差しの中、家族で初めての大会へ。
日傘の陰から弟と妹が声を張り上げ、兄の走りを必死に追う。
結果は……まあ、惨敗と言っていいタイム。


それでも、あの酷暑のトラックに立ったこと自体に大きな意味があるはず。
この悔しさは、きっと次のステップへのいい糧になる。


我が家には三人の子供がいる。
長男の陸上に始まり、次男のサッカーやスイミング、長女の絵画コンクール。
彼らは私を、思いもよらない未知の場所へと連れ出してくれる。
自分の人生だけを歩んでいたら、絶対に通り過ぎていたはずの世界だ。


子供たちの挑戦を通して、新しい景色を見せてもらう日々。
その機会をくれる存在に感謝しつつ、次はどんな世界を見せてくれるのか、密かに楽しみにしている。

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